TOPPANデジタル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:坂井 和則、以下TOPPANデジタル)は、株式会社みみずや(本社:長野県飯綱町、代表取締役:中條 翔太、以下「みみずや」)、株式会社 KEC Miriz(本社:大阪府大阪市、取締役社長: 冨樫 優太、以下「KEC Miriz」)と協力し、長野県飯綱町(町長:峯村 勝盛、以下「飯綱町」)が2024年11月4日〜12月14日で実施した「2024いいづなデジタルスクール」に運営等の面で協力いたしました。
■「2024いいづなデジタルスクール」について
本プログラムは小学生児童が平日の夜間、休日の日中に実施するプログラミングを学ぶワークショップです。
「日本一のりんごの町」を目指す飯綱町には「りんご」をモチーフにした建物やアイテムが町内に存在するなかで、未来の飯綱町にどんな建物やアイテムがあったらワクワクするか?について、参加する小学生児童が考えて「Minecraft」の世界で未来の「りんごテーマパーク」をつくります。活動の中では、ただつくるだけでなくプログラミングを学びながらイメージを実現するために応用し、オリジナリティあふれる作品をつくりあげることで、飯綱町が実施しているデジタル教育のねらいである、物事を多角的に考え自ら課題を解決できるような主体的に行動のできる将来のデジタル人材を育成することを目標としています。
<飯綱町のデジタル教育について>
www.town.iizuna.nagano.jp/ijuportal/parent/digitaledu/
本プログラムは小学生児童が平日の夜間、休日の日中に実施するプログラミングを学ぶワークショップです。
「日本一のりんごの町」を目指す飯綱町には「りんご」をモチーフにした建物やアイテムが町内に存在するなかで、未来の飯綱町にどんな建物やアイテムがあったらワクワクするか?について、参加する小学生児童が考えて「Minecraft」の世界で未来の「りんごテーマパーク」をつくります。活動の中では、ただつくるだけでなくプログラミングを学びながらイメージを実現するために応用し、オリジナリティあふれる作品をつくりあげることで、飯綱町が実施しているデジタル教育のねらいである、物事を多角的に考え自ら課題を解決できるような主体的に行動のできる将来のデジタル人材を育成することを目標としています。
<飯綱町のデジタル教育について>
www.town.iizuna.nagano.jp/ijuportal/parent/digitaledu/
■「2024いいづなデジタルスクール」のカリキュラムについて
本カリキュラムで利用するMinecraftは、世界中でプレイされているゲームであり教育の場でも活用されています。ブロックを使って自由な建築を行ったり、自分だけの世界を創り出したりすることで、創造性や問題解決能力を育むことができる仮想空間です。
1.プログラミング基礎講座
順次/繰り返し処理の概念を中心にMinecraft Education上でプログラミングの基礎や操作方法、PCの基本的な使い方について学習します※。プログラミングの基礎についてはKEC Mirizの提供する小学生向けプログラミング教室「プロクラ」※の教材を利用し、Minecraftの仮想空間を活用することで現実の物理的な制約にとらわれることなく、プログラミングを使いこなすスキルを習得します。
2.Minecraft内で再現した現実世界でのフィールドワーク
「りんごテーマパーク」の舞台となる「りんごパークセンター」周辺でフィールドワークを行い、現実世界の風景やりんごの要素を取り入れた町づくりを実感することで作品の構想を練り上げる活動を行います。
3.テーマ検討
フィールドワークで得た構想を元にプログラミングを活用して作成するテーマを検討します。検討する際はグループワークを行うことで他人と協力して活動する経験や自らの意見を述べて制作する経験を培います。
4.制作(プログラミング実践)
「りんごパークセンター」周辺を再現したMinecraftの世界の中で、参加児童が同時に制作活動を行います。児童自身でグループ毎に制作エリアを決めて共同作業を行うことで、他者と活動する経験を培います。
5.成果発表
グループで制作した作品を参加者に発表します。未来の「りんごテーマパーク」として作成した意図や、本プログラムで学習したプログラミングを利用した部分やプログラミング内容を発表することで、制作するだけでなく活動内容を振り返り整理し、他者へ説明するアウトプットの力を培います。
※本プログラムおよび本製品「プロクラ」はMinecraft 公式製品ではありません。
Mojang Studios から承認されておらず、Mojang Studios とは関係ありません。また、Minecraft Education利用ガイドラインに則り、教育を目的として利用しています。(https://aka.ms/EducationUsageGuidelines)
※NOT OFFICIAL MINECRAFT PRODUCT. NOT APPROVED BY OR ASSOCIATED WITH MOJANG.
■ICT KŌBŌ® IIZUNAとしてのミッションと本プログラムのねらい
ICT KŌBŌ® IIZUNA では、DXを活用した地域課題解決に向けた実証実験やDX人財の育成等をミッションとして掲げており、本プログラムでは以下のねらいを設定しました。
学校における学習環境だけでは、児童一人に対してプログラミングやデジタルツールを使いこなすまでの時間やサポート体制を十分に提供することも限界があるなか、「もっとデジタルを使って面白いことを実践したい」「もっとプログラミングを学んでみたい」といったデジタルに対し積極的な姿勢が埋もれてしまう可能性もあります。そこで、TOPPANデジタルはMinecraftの世界で児童自身の想像力を際限なく実践することができ、現実世界に連携したデジタル空間を作り上げ、プログラミングやデジタルツールの活用を補助することで発展的な学びをサポートする環境を提供することができました。
1.デジタル分野へ興味を持ち、スキルを深めていきたい児童への発展的な学びや実践の環境を作りたい
2.将来のデジタル社会の担い手として活躍する人材を増やしたい
学校における学習環境だけでは、児童一人に対してプログラミングやデジタルツールを使いこなすまでの時間やサポート体制を十分に提供することも限界があるなか、「もっとデジタルを使って面白いことを実践したい」「もっとプログラミングを学んでみたい」といったデジタルに対し積極的な姿勢が埋もれてしまう可能性もあります。そこで、TOPPANデジタルはMinecraftの世界で児童自身の想像力を際限なく実践することができ、現実世界に連携したデジタル空間を作り上げ、プログラミングやデジタルツールの活用を補助することで発展的な学びをサポートする環境を提供することができました。

Minecraftの世界に「りんごテーマパーク」の舞台となる
「りんごパークセンター」周辺を再現
■「2024いいづなデジタルスクール」の成果
本プログラムを開催することで、参加児童の10名全員がPCを通した作業に慣れ親しみ、プログラミングを扱えるようになりました。例えば、基礎編で学んだ繰り返し処理を応用して立体的な建造物を効率的に作り上げ、さまざまな色や素材を切り替えることでオリジナルのデザインを作成しました。また、ショートカットキーを使いこなすことでスムーズなPC操作の方法を覚えました。


学びの様子
TOPPANデジタルは、Minecraftの世界に飯綱町を再現しプログラミングを通して自由な発想を促す環境を提供しました。グループワークや児童間でのコミュニケーションをカリキュラムに取り入れ、作りたいものを実現するためにトライアンドエラーをサポートしました。
学習が進んでいくなかで理解した内容を教え合う姿や、講義の範囲外の内容についても自ら調べて使いこなす姿、さらにはMinecraftの世界の中でチャットによるコミュニケーションを行う姿といった「学びを主体的に、協調して深めていく」という姿勢が多く見受けられました。
本プログラムを通して飯綱町の掲げる「主体的に行動できる将来のデジタル人材」の育成に貢献することができました。






参加者10名それぞれの作品をプレゼンテーション

■本プログラムに協力する各社について
TOPPANデジタル株式会社
TOPPANデジタル株式会社は、社会/業界/企業のデジタル革新を支援するビジネスに取り組むとともに、社内のデジタル変革を推進しています。また、事業の核となるシステム開発部門の体制強化や、多様な働き方の実現を目的として、全国にシステム開発拠点の増設を進め、2020年4月に長野県飯綱町に「ICT KŌBŌ® IIZUNA」を開設しました。長野県地域での採用の拡大や、地域の様々な課題に対応することで、地域社会の活性化を図っていきます。
www.digital.toppan.com/ja/
株式会社みみずや
www.digital.toppan.com/ja/
株式会社みみずや
株式会社みみずやは、廃校や遊休農地、空き家など地域の多様な資源を活用し、人づくりや産業づくりに取り組んでいます。2022年に創業し、廃校活用施設「いいづなコネクトWEST」を拠点に、廃校フィットネス「Sent.」の運営、共創型農園の運営、アグリスポーツワーケーションなど、スポーツ・農業・教育を軸とした多岐にわたる事業を展開しています
https://mimizuya.co.jp/株式会社 KEC Miriz(ケーイーシーミライズ)
株式会社 KEC Mirizは、奈良県を中心に大阪や京都で学習塾などを運営するKECグループ(株式会社ケーイーシー、奈良県生駒市)が母体となり、教育にテクノロジーを活用する「EdTech(エドテック)」分野を手がける会社として2020年1月に設立。プログラミング教室「プロクラ」、オンライン英会話「CHATTY(チャッティー)」を展開するほか、全国の学習塾に向けたEdTech中心の教材開発・販売、教育産業の経営サポートを手がけています。
https://www.kec-miriz.com/
https://www.kec-miriz.com/
■TOPPANデジタルと長野県飯綱町の連携について
TOPPANデジタルは、DXを推進する新たな開発拠点として、「ICT KŌBŌ®」と呼ばれるサテライトオフィスを全国に展開しています。2020年4月20日、長野県飯綱町の廃校となった小学校を活用した施設「いいづなコネクトEAST」内に「ICT KŌBŌ® IIZUNA」を開設しました。
2022年10月には、TOPPANデジタルと飯綱町で「地域社会の活性化に関する包括連携協定」を締結。以降、DXを活用した地域課題解決に向けた実証実験やDX人財の育成等に取り組んでいます。