TOPPANデジタル株式会社
 TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANデジタル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:坂井 和則、以下 TOPPANデジタル)が制作したXR/AIキャラクター創造プラットフォーム「ARtoon(エーアールトゥーン)」は、TOKYO NODE LAB 主催による「新しい都市体験」を創出するXRアプリ開発イベント、TOKYO NODE "XR HACKATHON" supported by Niantic Spatial において、「TAICCA(タイカ)PRIZE」を受賞しました。
 
 本イベントにおける「TAICCA PRIZE」は、TOKYO NODE "XR HACKATHON"のグローバルパートナーである台湾クリエイティブ・コンテンツ・エージェンシー(TAICCA)が台湾と日本のXRクリエイター・企業の協業や国際共同制作を促進するため、プロトタイプ制作費や展示機会などの支援を提供する賞です。
 

 
 今年7月から応募受付が始まり、実際の街でのアプリケーション開発や参加者向けの勉強会・交流イベント「Acceleration Events」を経て、「Final Pitch」でプレゼンテーション審査が行われました。
 その後「TOKYO NODE “XR PARADE”」では、約100組の中から選ばれた約15組のクリエイターが、3日間にわたり虎ノ門ヒルズの街なかで作品を展示し、来街者がXRアプリケーションを体験しました。最終審査会である「Award Ceremony」では、各業界の審査員によって各賞が決定しました。
 
■TOPPANデジタルエントリー作品 『ARtoon』(チーム名:TOPICT)
 ARtoonは、手描きの絵からARキャラクターを簡単かつ高速に生成し、虎ノ門の都市空間に表示できるXR/AIキャラクター創造プラットフォームです。生成されたキャラクターとは会話や写真撮影を通じて交流でき、自ら創造したキャラクターが都市空間に現れる特別な体験を提供します。
 本ハッカソンには、TOPPANデジタル ICT開発センター の4名で結成したチーム「TOPICT(トピクト)」がエントリーし、コンテンツの企画から実装、プレゼンテーションまでを担当しました。
 
■ARtoonの特長
・手描きの絵から高速にAR化
 描いた絵をAR作成ツールに取り込み、キャラクター情報を入力するだけで、数分でARキャラクターを生成できます。機械学習エンジンとAIを活用することで、専門的な3D知識がなくても、誰でも手軽にARキャラクターを作成できます。
 
・キャラクター情報や都市情報をもとに会話を自動生成
 キャラクターの見た目や設定(名前・性格など)をもとに、AIがそのキャラクターらしい自然な会話を生成します。また、虎ノ門エリアの店舗やイベント情報を取り込み、おすすめスポットを会話の中で紹介することもできます。
 
・多言語対応
 日本語・英語・繁體中文に対応しており、アプリ内の表示や会話内容を自動で切り替えられます。海外のお客様にもスムーズに体験を提供できます。
 

 
■TAICCA 公式コメント
 今回受賞したチームの卓越した創造性と技術力が審査員に高く評価され、台湾と日本の共同制作の高いポテンシャルを示し、国際的なコラボレーションによるXRコンテンツの新たな可能性を浮き彫りにしました。
 TAICCAは、受賞チームと台湾のXRクリエイターを集結させることで、今までにない新しいXRプロジェクトの共同開発を推進していきます。このプロジェクトは#TTXC2026で公開予定で、台湾と日本のXRコラボレーションの成果を世界に発信します。

(X投稿<@TAICCA_Official>を一部抜粋)https://x.com/TAICCA_Official/status/1982742064535417201
 
■XRアプリ開発イベント TOKYO NODE "XR HACKATHON" について
 本イベントは、虎ノ門エリアのデジタルツインデータを利用して、新しい都市体験を生み出すXRアプリ開発者向けイベントです。
 第2回となる今回の XR HACKATHON は、Geospatial Computing(地理空間コンピューティング)のトップランナーである Niantic Spatial の協力のもと、参加するアーティストやクリエイターが数か月にわたり、虎ノ門ヒルズを中心とした街を舞台に XR アプリケーション開発に取り組みました。

(イベントサイト)https://www.tokyonode.jp/lab/events/20250619_01/index.html
 
■今後の展開について
 今後も、TOPPANデジタルは、既存事業に加えXRを組み合わせた新たなソリューション開発に取り組みます。特に、非言語的な体験を提供するXR/AI技術には、グローバル市場で大きな可能性があると考えています。
 日本国内の事業だけでなく、海外パートナー企業との協業や、各地域の市場特性・ニーズに応じた事業展開など、グローバルな取り組みにも力を入れ、人々の生活やビジネスの質を高め、社会への貢献を目指します。
 
 
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